この記事では、深川七福神巡りのコースや見どころについて見ていくよ。
※モデルコースです。本来、七福神巡りの順番は決まっていません。好きなところからでOK!
\七福神巡りってなに?という方はまずはこちら!/
深川七福神は、2時間ほどで回れるコースです。
古くは風光明媚な別荘地として栄え、江戸が発展するにつれて運河が発達し商売の街として栄えた深川。
今は江戸情緒の名残を見せながら、新しくリノベーションした建物が並び、路地を歩いていると突然現代アートが目に飛び込んできたり、と発見が多い街です。
都心では見られない個性的でお洒落なお店もたくさん!
また、清澄白河付近には寺が多く密集する一帯があります。
寺好きさんならワクワクが止まらないはず。
深川七福神を巡りながら、街を歩く楽しさも再発見して下さい♪
深川七福神巡り 基本情報
深川七福神巡り おすすめコース(順路)
江戸情緒満載!突然の街中現代アートも!
\「川があるから風情がある」コース/
道中にも史跡や現代アートが見られて楽しいです♪
宇宙人がいる壁があるので見つけてね(笑)!
❶深川七福神 深川神明宮(寿老人)をチェック!
ご真言はオン バザラユセイ ソワカ
延命長寿・諸病平癒・身体健全のご利益があるよ!
深川神明宮は「深川発祥の地」と称されます。
その昔、摂津国の深川八郎右衛門がこの地を開拓した際、伊勢神宮より分霊を勧請し創建されました。
徳川家康がこの地を訪れた際にまだ地名がなかったため、開拓者の名前である「深川」と名付けられたそうです。
寿老人は深川神明宮境内の「寿老神社」にあります。
深川七福神の御朱印は「寿老神社」のものを頂きますが、御朱印帳を持参の方は「深川神明宮」の御朱印もぜひ戴いて下さい♪
「深川発祥の地」と記されていますよ〜
※深川七福神色紙以外への御朱印は500円です。
主祭神 | 天照大神・寿老神 |
名称 | 深川神明宮 |
住所 | 東京都江東区森下1丁目3番17号 |
電話番号 | 03-3631-5548 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
公式ホームページ | https://www.fukagawa-shinmei.com/index.html |
❷深川七福神 深川稲荷神社(布袋尊)をチェック!
ご真言はオン マイタレイヤ ソワカ
無病息災・商売繁盛などのご利益があるよ!笑う角には福来る!
深川稲荷神社のすぐ裏手を流れる川は「小名木川」といい、江戸時代初期から船での物流を担う重要な運河として栄えました。
周辺には船大工が多く住み、かつてこの周辺は「深川西大工町」という名前で呼ばれていました(現在は深川清澄町)。
深川稲荷神社はかつての町の名前にちなんで「西大稲荷」との別称があります。
深川稲荷神社の詳細については、関東大震災や東京大空襲で古文書が焼失したため不明とのこと。
小さな神社で、町会で管理しているため普段は無人になります。
御朱印も深川七福神期間以外はいただくのが難しいと思います。
また、ご本尊の布袋尊像は石像と木像とあり、石像は通常より見ることが出来ますが、木像はご開帳期間のみ拝謁できます。
主祭神 | 宇迦魂命・布袋尊 |
名称 | 深川稲荷神社 |
住所 | 東京都江東区清澄2-12-12 |
電話番号 | 03-3641-8059 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
❸深川七福神 龍光院(毘沙門天)をチェック!
ご真言はオン べイシラ マンダヤ ソワカ
金運・開運・商売繁盛・合格祈願・健康長寿・厄除けのご利益があるよ!
龍光院は、元は馬喰町にあったものが大火で焼失し、移転してきました。
その際に鬼門除けとして東北の方角に毘沙門天石像が祀られました。
その後東南方角に毘沙門堂が建てられ、参詣客で賑わっていたとのことです。
昭和20年、太平洋戦争の下町大空襲で焼失し、現在の毘沙門天は浄土宗開宗八百年に当たる昭和49年(1974年)に造立された木像になります。
本堂に続く参道は三色(赤・白・青)に分かれていますが、これも仏教の教えを表しています!
ご本尊 | 阿弥陀如来・毘沙門天 |
名称 | 浄土宗 龍徳山 龍光院 |
住所 | 東京都江東区三好2-7-5 |
電話番号 | 03-3642-3437 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
江東区文化財 | 石造五輪塔 |
公式ホームページ | http://www.ryukoin.tokyo/ |
❹深川七福神 円珠院(大黒天)をチェック!
ご真言はオン マカキャラヤ ソワカ
五穀豊穣・商売繁盛・金運・縁結びのご利益があるよ!
開基は円珠院殿妙献日寄大姉。
「円珠院」は永見重直の娘で、のちの旗本永井讃岐守直允の後室の法名になります。
享保5年に描かれた大黒天の掛け軸があり、木造の大黒天が安置され、境内には石造の破顔大黒天が安置されています。
大黒天づくし(笑)!
江戸時代から「深川の大黒天」として地元で人気の大黒さんです。
ご本尊 | 大黒天 |
名称 | 日蓮宗 円珠院 |
住所 | 東京都江東区平野1-13-6 |
電話番号 | 03-3641-0491 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
江東区文化財 | 紙本墨画大黒天像 木造日蓮上人坐像 円珠院墓 大黒天像 |
❺深川七福神 心行寺(福禄寿)をチェック!
ご真言はオン マカリシ ソワカ
金運・子孫繁栄・延命長寿・富貴栄達のご利益があるよ!
開基は岩国領領主吉川広嘉の妻の養源院。
関東大震災と第二次大戦の東京下町大空襲により二度も焼失しましたが、昭和42年に本堂が再建されました。
福禄寿が安置されている「六角堂」は昭和50年に完成したもの。
「影窓院地蔵」(石造地蔵菩薩立像)は縁結びで有名です。
影窓院地蔵の横にある「五重石塔」にある銘は、江東区に現存する最古の金石文(きんせきぶん)になります。
「宝筺印咒塔(ほうきょういんじゅとう)」は、江戸吉原の名妓といわれた川口直が、夫の菩提を弔うために建立したもの。
心行寺のすぐ隣には「深川えんま堂」があります。こちらも気になるう〜♪
ご本尊 | 阿弥陀如来・福禄寿 |
名称 | 浄土宗 双修山養源院 心行寺 |
住所 | 東京都江東区深川2-16-7 |
電話番号 | 03-3641-2566 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
江東区文化財 | 絹本着色当麻曼荼羅図 石造地蔵菩薩立像《影窓院地蔵》 木造阿弥陀如来立像 銅造阿弥陀如来坐像 木造観音・勢至菩薩立像 |
公式ホームページ | http://www.shingyoji.or.jp/ |
❻深川七福神 冬木弁天堂(弁財天)をチェック!
ご真言はオン ソラソバテイエイ ソワカ
技芸上達・財運開運・学業成就・恋愛成就のご利益があるよ!
冬木弁天堂は、江戸茅場町に住んでいた材木商上田直次が開基。
琵琶湖の竹生島弁財天の出開帳の結願の日に、夢の中に弁天さまが現れご託宣があったため、分霊を勧請して屋敷内に祀ったとのこと。
三代目弥平次の時に現在の地に移転。
屋号「冬木屋」から町名を冬木町としました。
明治の初めまで屋敷神としていましたが、明治3年に一般に開放されました。
現在は真言宗系の単立寺院として独立し、開運弁天講(講は宗教行事などを行う共同体のこと)により維持されているとのことです。
冬木弁天堂の弁天像は江ノ島弁財天を模した上半身裸の弁天像でした。
この像は関東大震災で焼失してしまい、現在の弁天堂は昭和28年に再建されたものになります。
主祭神 | 弁財天(竹生島神社より分霊) |
名称 | 宝珠山 冬木弁天堂 |
住所 | 東京都江東区冬木22番31号 |
電話番号 | 03-3642-9051 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
❼深川七福神 富岡八幡宮(恵比寿)をチェック!
ご真言はオン インダラヤ ソワカ
商売繁盛・五穀豊穣のご利益があるよ!
富岡八幡宮は「深川の八幡様」と親しまれている江戸最大の八幡様です。
寛永4年、当時「永代島」と呼ばれた小島(現在地)に、御信託があり創建されました。
この小島の周辺に神社の敷地と氏子の居住地として埋め立てられた土地が八幡宮境内・深川公園・富岡町・門前仲町あたりになります。
最初は小島から始まった・・・と思うと面白いですね。
また、富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の神社とのことで、相撲にまつわる見どころがたくさん。
「横綱力士碑」があり、今も新横綱誕生の際は富岡八幡宮で刻名式が行われます。
富岡八幡宮の例祭は「江戸三大祭」の一つに数えられます。
日本一の黄金大神輿は総金張り、鳳凰の目はダイヤだよ!超豪華〜!
わしは本殿とは少し離れたお堂におるぞ!
ご本尊 | 応神天皇(八幡神)ほか八柱、恵比寿天 |
名称 | 富岡八幡宮 |
住所 | 東京都江東区富岡1丁目20番3号 |
電話番号 | 03-3642-1315 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
公式ホームページ | http://www.tomiokahachimangu.or.jp/ |
おわりに
深川七福神巡りは、亀戸七福神と共にかつてのお江戸の華やかさを感じられる貴重なルートです。
門前仲町はその名の通り、二つの大きなお宮(富岡八幡宮、深川不動)の門前町で、商店街も活気があります。
少し先にはかつての色街(洲崎遊郭)がありました。
吉原と並び一時代を築いた花街で、今も遺された建築様式などに面影が見られます。
清澄白河付近は、東京都現代美術館も近いせいか、通りのお店は一風変わったアート性の高いところが多いです。
昔の古い建物をイノベーションしてカフェやギャラリーにしているところが多く見られます。
「ブルーボトル」の日本第一号店もあります!
「昔の古い建物」と言っても様々な種類がありますが、この辺りで主流は江戸以前の木造古民家ではなく、昭和初期ごろの工場跡なども見られ一味違います。
宇宙人が壁を登っているお店があって目を惹きますが、こちらは「宇宙船修理工場」だそう(笑)。
そこここに遊び心あるアートがありますので見つけてみてくださいね。
一方で「深川江戸資料館通り」などは江戸文化が学べ、情緒が感じられる界隈となります。
歩くにつれて色んな表情を見せる深川七福神巡り、おすすめです!
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