【柴又七福神巡りコース】(葛飾区)初心者におすすめ。寅さんロケ地と水の聖地柴又で開運!

東京七福神巡りおすすめコース
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ふくみみ
ふくみみ

この記事では柴又七福神巡りのコースや見どころについて見ていくよ。
※モデルコースです。本来、七福神巡りの順番は決まっていません。好きなところからでOK!

\七福神巡りってなに?という方はまずはこちら!/

柴又七福神巡りの特徴は、とにかく各寺と寺の距離が近い!近い!
それぞれ徒歩2〜3分のところが多いです。
ですので、七福神巡りと一緒に「寅さん巡り」がおすすめ。

そう!
「柴又」といえばあの名作日本映画「男はつらいよ」のメインロケ地です!
あなたも一度は以下の口上を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

寅次郎
寅次郎

わたくし 生まれも育ちも 葛飾柴又
<略>
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎人呼んで”フーテンの寅”と発します。

柴又の街を歩くと、いろいろなところで寅さんのポスターやグッズを見かけたり、有名なあのメロディーが流れていたりします。
京成線柴又駅前の寅さん像も必見です。
柴又帝釈天参道の和菓子屋「亀屋本舗」で草だんごもいかがでしょうか。
こちらは寅さんの実家のモデルになった和菓子屋さんです。

柴又七福神巡りも、「男はつらいよ」ロケ地巡りもどっちも楽しむのがおすすめです!!

ふくみみ
ふくみみ

※近いとはいえ、お寺は16:30で閉門になりますので、ゆっくりしすぎはご注意ください!

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柴又七福神巡り 基本情報

柴又七福神巡りの所要時間・最寄駅・御朱印代ほか費用目安
  • 所要時間:1時間半
  • 受付期間:1月1日〜1月31日 9時〜16時
  • スタートの最寄駅:京成金町線柴又駅北総線新柴又駅京成本線京成高砂駅
  • 御朱印:手書き 300円、スタンプ 200円
  • 色紙:300円
  • 公衆トイレ:寅さん記念館イトーヨーカドー高砂店(1月1日は店休)、児童公園公衆トイレ(和式)
ふくみみ
ふくみみ

トイレポイントが少ないのでご注意くださいね

柴又七福神巡り おすすめコース(順路)

映画「男はつらいよ」のロケ地✳︎寅さんに想いを馳せて
「寅さんも巡った!?全然つらくないよ楽々七福神」コース

柴又七福神マップ
柴又七福神巡り おすすめコース
実際の七福神めぐりの時に使ってね!

❶柴又七福神 医王寺(恵比寿天)をチェック!

医王寺山門
医王寺 山門
恵比寿天
恵比寿天

ご真言はオン インダラヤ ソワカ

商売繁盛・五穀豊穣のご利益があるよ!

「医王」とは「薬師如来」の別称で、「医王寺」という寺は全国にも何ヶ所かあります。
東京では下高井戸にもあります。
その中の一つ、柴又の医王寺は葛飾名所七福神にも入り、とっても素敵なお寺です♪

見どころもたくさん。
山門の仁王像は京仏師松本明慶の作。2階には四天王像も配置されています。

本堂横には弘法大師様がいらっしゃり、その一帯は日本庭園が造られています。
また、本堂の壁には二十五菩薩が。

中でも医王寺を最も有名にしたのは「蕎麦地蔵尊」です。
足元に蕎麦のせいろをお供えされたお姿で、今でも蕎麦職人さんがお参りに来るそうです。

柴又七福神巡りの恵比寿像は本堂にあり、正月7日間のみのご開帳となります。

新柴又駅〜医王寺 徒歩2分
御神体薬師如来、恵比寿天
名称真言宗豊山派 薬王山瑠璃光院 医王寺
住所東京都葛飾区柴又5-13-6
電話番号03-3657-0275
ご開帳期間1月1日〜1月7日
公式サイトhttps://www.ebisuten-iohji.jp/
柴又七福神 恵比寿天 医王寺 概要

❷柴又七福神 宝生院(大黒天)をチェック!

宝生院正面
宝生院
大黒天
大黒天

ご真言はオン マカキャラヤ ソワカ

五穀豊穣・商売繁盛・金運・縁結びのご利益があるよ!

医王寺から徒歩2分ほどで宝生院へ到着します。
道はわかりやすいのですが、隣の「浅間山噴火川流溺死者供養碑」と「遍照院新柴又中央霊園」と間違えやすいのでご注意ください。

宝生院の入口はその先になります。

「浅間山噴火川流溺死者供養碑」、「遍照院新柴又中央霊園」、「宝生院」配置図

本堂には葵の御紋があります。
光ってうまく写せなかったので写真がないのですが、賽銭箱のちょうど後ろあたりに宝船が置かれています。
柴又七福神のご本尊大黒天はなかなか異様なお顔付き。
写真撮影可とのことですので、是非ともご開帳機関にお出かけください!

医王寺〜宝生院 徒歩2分
御神体大黒天
名称真言宗智山派 大黒山 宝生院
住所東京都葛飾区柴又5-9-18
ご開帳期間1月1日〜1月7日
柴又七福神 大黒天 宝生院 概要

❸柴又七福神 万福寺(福禄寿)をチェック!

万福寺境内
万福寺 境内
福禄寿
福禄寿

ご真言はオン マカリシ ソワカ

金運・子孫繁栄・延命長寿・富貴栄達のご利益があるよ!

万福寺の由来は、この地から人骨数体が発掘されたため、地元の人々の要望により昭和3年に創建されたとのことです。
境内にはたくさんの石像や供養塔があります。

こちらは十三重石塔
石塔とは、仏教ではお釈迦さまの骨を納めた供養塔になります。
万福寺で見つかった「人骨」の供養塔かもしれませんが由緒は不明。
脇の記念碑に「本堂書院完成記念」と書かれてあります。

万福寺十三重石塔
存在感を放つ十三重石塔

石塔の奥には水場があります。
この水場は草に覆われていますが、その草たちがとても生き生きとしていて、水が大変綺麗で辺りに澄んだ空気が充満しておりました。
水のあるところにはパワーが宿りますね。

万福寺手洗場
緑の濃い水場。何か神聖パワーを感じます!
宝生院〜万福寺 徒歩6分
御神体釈迦牟尼仏、福禄寿
名称聖閣山 万福寺
住所東京都葛飾区柴又-6-17-20
電話番号03-3657-4588
ご開帳期間1月1日〜1月31日
柴又七福神 福禄寿 万福寺 概要

❹柴又七福神 題経寺 柴又帝釈天(毘沙門天)をチェック!

題経寺 柴又帝釈天 二天門
題経寺 柴又帝釈天 二天門
毘沙門天
毘沙門天

ご真言はオン べイシラ マンダヤ ソワカ
金運・開運・商売繁盛・合格祈願・健康長寿・厄除けのご利益があるよ!

さあ、いよいよ柴又でもっとも有名な「柴又帝釈天」です。
ここに来る途中に「寅さん記念館」や「山本亭」などありますのでお立ち寄りください。
万福寺からですと山本亭のお庭を突っ切って帝釈天の裏手に出ますので、そのまま壁沿いを伝ってくると山門(二天門)に出ます。
お正月は参拝は裏門に並ぶことになるかもしれませんので、係員の方の指示に従ってください。

ふくみみ
ふくみみ

寅さん記念館でトイレを借りて、山本亭を突っ切って帝釈天へ抜けるのがおすすめ!
山本亭のお庭は拝観無料です。

圧倒されるほどの彫刻たち

柴又帝釈天は・・・とにかく彫刻がすごいです!!

境内には「帝釈堂」「本堂」「釈迦堂」があり、一番大きな帝釈堂の周囲には法華経の説話彫刻がめぐらされています。
奥には「彫刻ギャラリー」があります(有料・400円)。

境内

柴又帝釈天には帝釈堂・本堂・釈迦堂のほか、拝観料400円の彫刻ギャラリーと庭園があります。

御神水と双頭の白蛇

二天門を入ると左手に御神水があります。
一段下がったような円形の場所にあり、そこだけ何か別の空気が流れていました。

柴又帝釈天御神水
御神水(八角円の中に)

よく見ると背後には双頭の白蛇様がたっくさん!!

柴又帝釈天白蛇様
双頭の白蛇の祀られる祠

口を開けて金の玉をくわえていたり、金のうんこ(金運!?)をトグロに乗せています。
後日調べたところ、この白蛇様は参道のお店て購入できるもので、御神水で清めて持ち帰りお守りにするもの。日が経ち新しくする際には古いものをこの岩の上に置くと良いそうです。

また、柴又帝釈天は「水の聖地」とも呼ばれるそうで、各所に御神水があります。
柴又帝釈天の御由緒にも御神水が関係しています。
寅さんの口上に「帝釈天の産湯を使い」とありますが、昔からこちらの御神水を産湯に使うことで、産まれた子が元気に育つよう祈願していたのでしょう。

瑞龍の松

瑞龍の松の説明板にはこのように書かれています。

幹は上方にまっすぐ伸び、大枝は北、南、西の三方に長く伸びています。そのうち、西の枝は石畳に沿うように伸び、南北の枝は帝釈堂を守護するかのように庇の前に伸びています。その生き生きとした姿は、頭を空に向け、尾を西に伸ばして天に昇る「龍」のようです。

縁起によると、題経寺は寛永六年(1629)創建で、開基の日栄上人が柴又に寄った際、見事な枝ぶりのマツと、その下に霊泉が湧いているのを見つけ、この地に庵を設けたことがその始まりとされています。

瑞龍のマツは、帝釈堂正面と一体となって景観をなしており、また帝釈天題経寺の創建の由来を伝える銘木、巨木として重要です。

東京都教育委員会

瑞龍の松とその下に湧いている霊泉が帝釈天の御由緒であるとのこと。
お隣に不動明王の石碑が置かれておりますね(調べましたが、言及されておらずどこのものか不明)。
毎年、帝釈天ではこの松に肥料として「御神酒」をあげるのだそうです(参考こちら)。

万福寺〜柴又帝釈天 徒歩3分
御神体大曼荼羅、毘沙門天
名称日蓮宗 経栄山 題経寺(柴又帝釈天)
住所東京都葛飾区柴又7-10-3
電話番号03-3657-2886
ご開帳期間1月1日〜1月7日
文化財題経寺諸堂内および二天門建築装飾彫刻一括
題経寺絵馬4点(彫刻ギャラリー内)
題経寺出現由来碑一基
公式サイトhttp://www.taishakuten.or.jp/index2.html
柴又七福神 毘沙門天 柴又帝釈天 概要

❺柴又七福神 真勝院真光寺(弁財天)をチェック!

真勝院真光寺
真勝院真光寺
弁財天
弁財天

ご真言はオン ソラソバテイエイ ソワカ

技芸上達・財運開運・学業成就・恋愛成就のご利益があるよ!

柴又で老舗の鰻屋さん「川千家」さん裏の向かいに、弁財天を祀る「真勝院真光寺」の山門があります。
山門を入ると、本堂への長い参道が続き、壮観な景色です!
たくさんの石像に出迎えられ、雰囲気も厳かに。
気持ちを落ち着かせてご本尊へお参りください。

参道には指定文化財「五智如来石像」があります。
五智如来とは、密教で「5つの智慧を五体の如来に当てはめたもの」。
大日(だいにち)如来阿閦(あしゅく)如来宝生(ほうしょう)如来無量寿(むりょうじゅ)如来不空成就(ふくうじょうじゅ)如来」の五体になります。

真勝院 真光寺五智如来石像
真勝院 真光寺五智如来石像
ふくみみ
ふくみみ

真勝院 真光寺は参道の雰囲気がとにかく素晴らしく、カメラを構える手が止まりませんでした!
本堂側から山門越しの川千家さんの提灯が見えたり、肉眼ではもっと素晴らしいです。

柴又帝釈天〜真光寺 徒歩1分
御神体不動明王、弁財天
名称真言宗豊山派 石照山真勝院 真光寺
住所東京都葛飾区柴又7-5-28
電話番号03-3657-8448
ご開帳期間1月1日〜1月7日
文化財五智如来石像
柴又七福神 弁財天 真勝院真光寺 概要

❻柴又七福神 良観寺(布袋尊)をチェック!

良観寺境内
良観寺境内
布袋尊
布袋尊

ご真言はオン マイタレイヤ ソワカ

無病息災・商売繁盛などのご利益があるよ!笑う角には福来る!

良観寺は京成金町線の線路沿い。
電車×線路×寺、という激アツな写真が撮れます!

ふくみみ
ふくみみ

とはいえ言うが易し。
みなさん、どうすれば格好良く撮れるか教えてください(笑)

良観寺線路から
線路向こうから良観寺を臨む

境内に入ると小さな中に情報多し(笑)。

まず右手は「やすらぎ地蔵」群。水子供養のお地蔵さまですね。
とにかくすごい数です。赤い旗に圧倒されます。
水子供養といえば「恐山」ですが、良観寺でもあの独特の「カラカラカラ・・・(風ぐるまが回る音)」という音していたのが印象的でした

良観寺地蔵菩薩
良観寺地蔵菩薩。風ぐるまもお供えされています。

そのほか、たくさんの石像群があります。

左手には大きな布袋さんの石像が!
この石像のお腹に両手を当てて三度時計回りになでながら願を掛けると叶うそうです。
ふくみみが触ってみると、石なのに心なしか温かさを感じました!

良観寺願掛け布袋尊
どどん!見上げるほどの布袋さん

弁財天が祀られているのは本堂になりますが、別のお堂に「三面大黒天」像がありました。
三面大黒天とは、京都を発祥とした大黒天・毘沙門天・弁財天の三天合体の尊像。
大変珍しいですが、ご開帳日以外に訪れても拝観することが出来ました。
ちなみに上には弘法大師さまも祀られております。

良観寺三面大黒天
良観寺三面大黒天(頭上は弘法大師)
ふくみみ
ふくみみ

三面大黒天像前に置かれたどんぐり、よく見ると小さい字でお経が刻まれています!

真光寺〜良観寺 徒歩5分
御神体観音菩薩、布袋尊
名称真言宗豊山派 弘誓山観音院 良観寺
住所東京都葛飾区柴又3-33-13
電話番号03-3627-7685
ご開帳期間1月1日〜1月7日
柴又七福神 布袋尊 良観寺 概要

❼柴又七福神 観蔵寺(寿老人)をチェック!

観蔵寺
観蔵寺
寿老人
寿老人

ご真言はオン バザラユセイ ソワカ

延命長寿・諸病平癒・身体健全のご利益があるよ!

観蔵院は、京成高砂駅の線路沿いにあります。
ふくみみは門がまえに少々入りにくさを感じました。
柴又七福神の期間中に訪れるのが行きやすいかもしれません。
線路の反対側に「天祖神社」がありますのでお間違いなきよう。

ところで柴又七福神の中で観蔵院だけ少し離れた場所にあります。
ふくみみのモデルコースの場合は、良観寺から徒歩20分ほど。
途中、柴又駅に寄ると寅さんと妹のサクラに会えます!
柴又駅前の商店街も面白いお店がたくさんあるので、時間に余裕がある場合はお立ち寄りください。

帰りに柴又駅周辺でせんべろを楽しみたい方は、最初に観蔵院に行ってから医王寺〜のルートがおすすめです!

良観寺〜観蔵寺 徒歩20分
御神体観音菩薩、寿老人
名称真言宗豊山派 金亀山神宮院 観蔵寺
住所東京都葛飾区高砂5-5-2
電話番号03-3607-3569
ご開帳期間1月1日〜1月15日
柴又七福神 寿老人 観蔵寺 概要

おわりに

柴又七福神巡りは、移動距離が短く初心者向けである反面、派手な箇所は柴又帝釈天くらいなので物足りなさを感じる方もいるかも知れません。

ふくみみが柴又七福神巡りをしたのはもう10年以上前です。
3度目だったと記憶していますが、その時は楽しみ方がまだよくわかっていなくて、とにかく全部回って御朱印を集めればいいものだと思っていました。
そのため「え?もう終わっちゃった・・・」と物足りなさを感じたのを覚えています。

今回、この記事を書くにあたりもう一度柴又の地を訪れました。
以前に訪れた時の記憶には残っていませんでしたが、どの寺も特徴があり面白かったです!
街には訪れたその時々によって新しい発見がありました。フィールドワークの醍醐味ですね。

七福神巡りは、一度だけではなく同じところを何度訪れても面白い。
今回の記事執筆にあたり改めて認識しました。

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